藍綬褒章を受章した 米山 末江さん 伊勢原在住 81歳
何事にも感謝と継続
○…明るい選挙推進協議会(明推協)のメンバーとして活動してきた功績が評価され、藍綬褒章を受章した。6月22日に行われた伝達式で賞状と褒章を授与され、29日には皇居を訪れた。「天皇陛下より大変温かい、ねぎらいのお言葉を頂きましてとてもうれしく思いました」。少し控えめに笑みを見せる。
○…公共の利益に寄与した人や公共の事務に尽した人に贈られる藍綬褒章。「私はこの褒章に値する人間ではないですよ」と話すが、明推協の副会長などを歴任しながらこれまで「市民に政治や選挙に関心を持ってもらおう」と精力的に汗を流してきた。選挙前の街頭での投票呼びかけや、小学生を対象とした選挙ポスターコンクールの開催のほか、県内各地の行政視察や他地区の明推協との勉強会など、地道な活動を30年以上続けてきた。そんな功労がたたえられ、おととしには総務大臣表彰も受けた。
○…もともと関心のあった政治や選挙だが、活動のきっかけは知人の誘いだったという。「誘われると断れない性格」と頭をかくが、「やると決めたら継続してやる」のも性分。友人に誘われて始めた国際ソロプチミスト伊勢原の活動も20年になる。その間、会長も務めたが「周囲のおかげでここまでやれた。明推協の活動だって選挙管理委員会をはじめ多くの方々の理解と協力あってこそ。自分の力ではない」と強調する。
○…長野県に生まれ、結婚を機に27歳で伊勢原へ。6年前に夫を亡くし、今は一人暮らし。「2人の娘は近所に住んでいて、晩ご飯は皆で食べている。だからさみしくない」のだとか。「家族をはじめ、自分のまわりにいる人たちに心から感謝の気持ちでいっぱい」。素直な思いを言葉にする。今後は「ゆっくりと過ごすつもり」。60年続ける趣味の卓球で仲間とさわやかな汗を流すのを楽しみにしている。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>