副市長に宍戸前総務部長 伊勢原再生へ「黒子に徹する」
伊勢原市の副市長に、前総務部長の宍戸晴一氏(57歳)が1月1日付で就任した。任期は2016年12月31日までの4年間。本紙の取材に対し「市長の仕事をしっかり支える黒子に徹したい」と強い決意を述べた。
昨年の市長選後からおよそ3カ月にわたり空席となっていた副市長ポストだったが、昨年12月の市議会定例会で宍戸氏の選任が承認された。
副市長は「大変重い責任と強いプレッシャーを感じる」としながらも「『やるからには仕事をまっとうして』と家族にも言われた。市長をしっかりとサポートし、責務を果たしていきたい」と意気込む。
また、就任1年目の今年を漢字一字で「動」と表現。「市域で新しい動きが出てきてほしい。そのためにも全力で動き回って汗を流していきたい」と前を向く。
副市長就任に伴い、34年間勤めた市役所を昨年末で退職。これにより総務部長が不在となるため、しばらくは一部の業務を取り扱うなど「かけ持ち」の状態が続く見通しだ。
これからの市政運営については、高山松太郎市長の言葉を引用して「可能性にあふれる伊勢原の潜在能力を引き出し『財政再建といせはら再生』をしっかり進めることが重要」との見方を示す。そのためには「市がやっている仕事を再点検するほか、役所の風通しをより良くしていきたい」などと話している。
略歴
横浜市立大学文理学部卒業。1978年に伊勢原市役所入庁。これまでに行政改革推進室長、行政改革担当部長などを歴任。2009年に経済環境部長、12年に総務部長に就任。同年12月31日付で市役所を退職し、現在に至る。高森台在住。趣味はウォーキング。
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