高校にライフル射撃同好会 伊勢原から活躍する人材を
4月15日に関係者による開所式が行われ、11年ぶりに営業を再開した市内上粕屋の県立伊勢原射撃場。伊勢原市内でも施設の有効的な活用を模索した動きが進む中、県立伊勢原高等学校(深川伸一校長・生徒数814人)では、いち早く今年度から「ライフル射撃同好会」を発足。地元伊勢原からの射撃競技の振興をめざし活動を開始した。
伊勢原高校では4月19日に新入生の部活動の届け出が終わり、ライフル射撃同好会は2年生2人、1年生7人の計9人でスタートしたばかり。同校では昨年に射撃場の再開情報をキャッチ、県や射撃部のある高校に話を聞きながら同好会の発足を目指していた。
射撃競技はクレー射撃とライフル射撃があるが、高校の部活動はライフル競技のみ、実弾を使わずに光を利用したビームライフルが一般的だ。伊勢原射撃場にはビームライフル射場も完備され、施設を管理する県射撃協会も若手競技者育成に力を入れている。正式な指導者の居ない同校に技術面などで協力するという。
今年3月には同協会と協力し、校内でのビームライフル試射会を実施。他部活と兼部ながら2人の2年生が入り、新入生を待っていた。試射に参加した2年生の加藤祐希さんは「楽しく奥が深いと感じました。みんなで楽しみながら活動したい」と話す。また新入生の山口直也さんは「中学ではやっていない新しいことを始めたかった」という。明日4月27日(土)には、同好会として初めての射撃場での練習を予定している。
発足に合わせ高体連に加盟。夏の大会への参加をめざす。顧問の岡野佑也教諭・佐藤和彦教諭は「競技を通じて、技術と礼儀を学び、やって良かったと思える活動にしたい」と話す。
同校では、地域交流活動も積極的に行っており、射撃同好会の活動も地域交流のひとつの形になるのではという。猪俣聡副校長は「せっかく地域にある施設。活用をして将来は伊勢原高校から巣立った人が国体やオリンピックで活躍するようになってほしい」と新しい同好会の誕生に期待している。
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