7月にスペイン・バルセロナで開かれる、競泳の世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が4月14日、新潟県で行われ、伊勢原市出身の塩浦慎理選手(中央大4年)が50mと100mの自由形で優勝した。塩浦選手は初のフル代表入りも果たした。
日本選手権では50m自由形で22秒03の日本新を樹立した塩浦選手。100mでも自己新の48秒78を記録したが、「派遣標準記録には届かなかった。もっと練習を重ねて、記録を伸ばさないとこの先は戦えない」と反省を口にする。
4月18日から21日には日本代表の合宿が都内で行われ、北島康介選手や入江陵介選手など、ロンドン五輪に出場した選手たちと練習を共にした。「良い緊張感のなかで4日間を過ごすことができとても刺激になった」と振り返る。
現在は大学の寮に戻り練習を再開。5月のジャパンオープンと、6月のヨーロッパグランプリにむけて、筋力トレーニングやフォームの修正などを中心に取り組んでいる。大会や合宿の疲れがまだ残っていることもあり、「6月に良いタイムが出せるよう徐々にコンディションを上げていきたい」と話す。
迷いの末に
2歳で水泳を始めた塩浦選手は、山王中学校を卒業後、水泳の強豪・湘南工科大付属高へ。中央大へ進学後は、ロンドン五輪出場を目指していたが、代表選考会の1カ月前に左手を骨折。本番で普段の泳ぎができずに涙を飲んだ。
夢を逃した悔しさからロンドン五輪をほとんど見られなかったという塩浦選手。「やる気もなくなり、水泳を本気でやめようと考えた」といい、昨年4月には就職活動を開始。企業のセミナーに参加するなど一時期、水泳と距離を置いた。
しかし、自分を応援してくれた指導者や仲間、家族への恩返しは何かと考えた時、出てきた答えは現役続行だった。「水泳は今しかできない。精一杯頑張ろう」。就職活動をやめて、水泳一本に戻った。
現在は骨折も治り、体調は万全だ。世界選手権では50m・100m自由形、メドレーリレー、フリーリレーに出場予定で、個人種目では決勝進出、リレーではメダル獲得を目標にしている。塩浦選手は「(世界選手権は)テレビ中継もあるので、伊勢原の皆さんにもぜひ応援してほしいです」と話している。
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