伊勢原市ママさんバレーボール連盟(宗照美会長)の40周年記念大会が2月21日、伊勢原市体育館で開かれた。当日は、市内8チームに所属する20代から70代の選手およそ100人が参加し、コート上で白熱の試合が繰り広げられた。大会に先がけて行われた記念式典では、多数の来賓と選手たちがママさんバレーの発展と一人ひとりの健康を祈念した。
記念式典には高山松太郎市長、鈴木教之教育長、渡辺紀之県議らが駆けつけた。高山市長は「家事や育児をしながら40年間活動を続けてきたというのは、高齢社会の中でとても明るいニュース」とたたえ、伊勢原市民の健康増進とスポーツ振興にもつながる連盟のさらなる発展を期待した。
当日は歴代の会長も多数出席し、選手から感謝の花束が贈られた。歴代会長たちが順番にあいさつに立ち、「ママさんバレーが今も続いていることをうれしく思います」、「昔は企業の体育館を借りて行っていた大会が、当時はまだなかったこの体育館で行われている。大きな歴史を感じます」などと祝辞を述べた。
13代目となる宗会長は歴代会長や関係者へ感謝の言葉を重ね、「50年、60年と健康のバトンをつないでいけるよう、会員一丸となって精一杯活動してまいります」と決意を語った。
課題は会員増強
伊勢原市ママさんバレーボール連盟の歴史は、1972年にさかのぼる。前身の「ママさんバレーボールサークル」が同年5チームで発足。市長杯や神奈川県家庭婦人バレーボール大会(やまゆり杯)など各種大会で切磋琢磨し、それぞれのチームがレベルアップしていった。74年には規約の見直しなどが行われ、8チームが所属する現在の連盟が誕生した。
40周年を迎えた連盟には発足当時から現在まで現役を続けている選手がいる。河内トシ子さん(73歳/東大竹在住)と賀川雅代さん(同/池端在住)で、式典では2人の功労をたたえる記念品の贈呈も行われた。
河内さんは「仲間と一緒に汗を流すことは楽しく、元気になれるからここまで続けてきた」と40年を振り返り、「今後もやれるだけやりたい」と意欲をみせた。 一方、試合ではハーフセンターを務める賀川さんも「バレーボールは足腰の強化に役立ちます。まだまだ現役を続けて健康を維持したい」と話していた。
今後の活動については「会員増強が一番の任務。皆で良い汗をかきたいです」と宗会長。連盟では現在、選手を募集している。
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