県立伊勢原高校(市川範朗校長/生徒数790人)では2016年度入学生から新しいデザインの制服に変更する。創立90周年を迎えるにあたり「これからの伊勢原高校」をアピールするのが狙い。在校生は現在の制服を卒業まで使用する。
2018年に創立90周年を迎える同校では、「規律正しく向上心豊かで部活動の盛んな『これからの伊勢原高校』を、さらにアピールしていこう」と深川伸一前校長の時から制服の変更を検討。一部職員や生徒、保護者たちの意見も取り入れ、変更が決定した。
現在の制服は1993年から導入されたもの。女子はブレザー、男子は学ランで、デザインが違う夏服と冬服の2種類があるため、季節で印象が変わるようになっている。今回の新しい制服では夏服と冬服のデザインを統一。男女ともにネイビーのブレザースタイルとなる。1着の購入で年間を通し着用できるため、経済的負担も軽減される。
新しい制服のデザインは、「伊勢原らしさ」をテーマに制作された。伊勢原市のシンボルである大山をはじめ、桔梗、あやめ、芝桜など四季の花をモチーフにした彩りで、男女ともにブレザーには紫色のステッチを採用。校名入りの特製ボタンや、スカートに施された伊勢原の頭文字「I」の刺繍なども、ポイントとなっている。男子は現在と同じグレーのヘリンボーン柄ズボンを使用し、伝統が受け継がれている。
デザインだけでなく素材にもこだわった。伸縮性の高い生地を使用し、腕を動かしやすい作りになっているほか、家庭でも洗濯できるウォッシャブルタイプが採用された。
今回の制服変更を受け、在校生からは新しい制服を羨む声もあるが、現在の制服が無くなることを惜しむ声も出ている。
同校は「90周年を迎えるにあたり、これまでの伝統を守りつつ、新しい制服でより良い伊勢原高校をアピールしていきたい」と話す。
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