伊勢原市消防本部(吉川敏勝消防長)は4月8日、消防功労者表彰を行った。
この表彰は、火災の鎮圧などに協力した個人や団体の功績を称えるもの。3月11日に下落合の集合住宅で発生した火災を早期発見し、延焼拡大を防いだとして、吉川昌行さん、川崎敬三さん、新倉實さんの3人に、吉川消防長から感謝状が贈られた。
火災が発生したのは午前9時ごろ。集合住宅の近くにいた吉川さんは、火災報知器の音を聞きつけ、ドアから煙が漏れているのを発見。住人が不在だったため窓ガラスを割り、室内へ突入し消火活動にあたった。吉川さんは「消防団の経験が生きた。火が消えたときはほっとした」と話す。
集合住宅に住んでいた川崎さんと新倉さんも協力。布団とマットレスを屋外へと運び出し、近所から水道のホースを借りてくるなど中心となって初期消火に参加した。川崎さんは「慌てたが恐怖心はなかった。やらなきゃという思いだった」と振り返る。新倉さんは「延焼が防げてよかった。賞をいただけるなんて恐れ多い」と話した。
吉川消防長は「お三方のおかげ。天井に火が届く前の初期消火が重要なので、一家に一本は消火器を備えて」と呼びかけた。
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