山王中学校3年の中村文哉さん(15歳)が3月27日、平塚税務署(松本真也署長/平塚市松風町)で一日税務署長を務めた。
中村さんは、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が主催する、2016年度中学生の「税についての作文」で、全国7467校・62万9534編の中から40編が選ばれる「国税庁長官賞」を受賞した。今回の一日税務署長はそれを記念して、平塚税務署から依頼をしたもの。
中村さんの受賞作文「回覧板が手がかかりに」は、幼稚園の頃に家族でスキーに行った財政破たん後の夕張市での出来事を綴った作品。中村さんは「光栄な賞を頂きました。機会があればまた応募したい」と笑顔で話した。
当日は、松本署長から委嘱状が交付され、中村さんは一日税務署長のタスキをかけて税務署の仕事を学び、署内を視察、模擬決済などを体験した。最後には署長訓示として、会議室に集まった50人以上の税務署職員を前に受賞作文を披露。職員からは大きな拍手が贈られた。
一日署長を終えた中村さんには、平塚地区納税貯蓄組合連合会の小泉朝雄会長から記念品も手渡された。「税務署は私たち一人ひとりの生活に関わる大切な仕事。今日1日、税務署内を回って、一生に一度の貴重な体験をさせて頂きました」と話した。
![]() 委嘱状を受ける
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