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新たに専門外来を開設 医療レポート 「頭痛の悩みは早めの受診を」 取材協力/伊勢原協同病院
国民病のひとつとも呼ばれ、4人に1人が悩んだ経験があるという『頭痛』。
地域の中核病院として、新たに頭痛治療の専門外来(毎週木曜午後/予約制)を開設した伊勢原協同病院(井上元保病院長)の湯浅直樹医師(日本頭痛学会頭痛専門医)に話を聞いた。
「頭痛は時に、命に係わるような重大な病気が隠れていることもあります。市販薬で良くならない頭痛は受診をお勧めします」と湯浅医師は話す。
女性に多く、ホルモン変化やストレスなどが原因で脳血管の収縮・拡張、神経の炎症が起こる片頭痛。肩こりなどによる筋肉の緊張から起こる緊張性頭痛。男性に多い群発性頭痛などが「一次性頭痛」と呼ばれるもの。「慢性的な頭痛は、うつ病などに繋がることもあり注意が必要です」と湯浅医師。薬や対処療法で改善するものも多いという。
しかし「二次性頭痛」は、脳出血や髄膜炎などの病気により脳内の圧が上昇して起こる頭痛であり、意識障害や嘔吐、麻痺などを伴うことが多い。「命に係わる疾患となり、緊急に治療が必要となります」と話す。
まだまだ県内でも頭痛専門医の数は少ないのが現状。同院の外来も開設以来、多くの患者が訪れているという。同院では診療状況に応じて、CTやMRI検査を実施し、緊急を要すると判断した場合は、その日のうちに検査結果の確認もできる。湯浅医師は「頭痛は正確な診断で治療の効果が大きく変わります。生活の質が向上することもありますので、気軽に相談してほしい」と話した。
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