「第32回世界トランポリン競技選手権大会 日本代表最終選考会」(主催/公益財団法人日本体操協会)が、6月22日から24日に群馬県の高崎アリーナで開催され、伊勢原市出身の堺亮介さん(19歳)が2位に入賞。日本代表選手として、11月にブルガリアで行われる世界選手権に出場することが決定した。
堺さんは、5月に行われた1次選考会を11位で通過。男女各16人で競う最終選考会へ挑んだ。
トランポリン競技の採点は、演技・難度・跳躍時間・移動の4項目で行われ、予選と決勝の合計得点で順位が決定する。
最終選考会で堺さんは、美しくキレのある技と高さのある跳躍を武器に、予選を111・565点の高得点でトップ通過。上位8人による決勝では、60・710点をマークし、合計172・275点で見事2位に入賞した。この結果、日本代表選手4人のうちの1人に選出された。
「オリンピック出場経験のある選手も多いなか、まさか自分が世界選手権へ出場できると思っていなかったので、驚きました。練習で課題にしていたことを達成する演技ができたので良かったです」と喜びを話す。
世界選手権は、11月にブルガリアの首都ソフィアで開催される。大会に向け調整を進める堺さんは、「今大会も1位との差は0・03点。0・1点稼ぐのに大変な競技なので、さらに練習を頑張りたい。世界のトップ選手たちと戦えるので楽しみです」と話した。
2歳からはじめ現在は金沢星稜大へ
堺さんは、母親の影響で2歳から本格的にトランポリンを始め、幼い頃から数々の大会で優秀な成績を収めてきた。山王中学校卒業後は、強豪校である石川県・星稜高校へ進学。現在は金沢星稜大学へ通う。
トランポリン競技は、2000年のシドニーオリンピックから正式種目として採用された。堺さんは、3年前からオリンピックの特別強化指定選手にも選出されている。「東京オリンピックには出るつもりで練習しています」と力強く語った。
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