8月24日に地蔵盆を行う大宝寺の住職を務める 佐々木 元洋さん 伊勢原在住 43歳
縁 を 大 切 に
○…伊勢原の街中、駅からほど近い場所にある浄土宗千手山「大宝寺」。昨年4月、父である先代住職の後を継ぎ、同寺の住職に。8月24日(木)に同寺で行われる「地蔵盆法要」。境内ではそれに合わせてISEHARA FREAKSのイベント、本町商店会の大抽選会も実施される。「お寺で一緒にイベントを行うこと。これも縁あってのこと。多くの人に来てもらい、楽しんでもらいたい」と話す。
○…生まれも育ちも伊勢原。小さい頃はお寺が遊び場だった。住職だった父の背中を見て育ち、自然と仏の道へ進む。京都の佛教大学へ進学し、卒業後はすぐに僧侶として実家に入った。中高と部活はバスケット、大学時代は好きな音楽を楽しむためにDJをしていたという。現在の趣味は、8年前にお世話になっている檀家さんに勧められて始めたゴルフ。始めると何でも一生懸命で、「始めたらしっかりやらないと気が済まないタイプ。中途半端はダメです」と笑う。
○…延命子育地蔵尊をはじめ、境内には数多くの地蔵尊が安置される。同寺は1720年頃に、市内に流行した疫病を防ぐために子育大地蔵尊を建立。多くの信仰を集め地蔵尊が奉納され、千体地蔵と称された。毎年8月24日には大祭が開かれ、平成に入って大きな数珠を使った「百万遍念仏数珠繰り法要」が地蔵盆のメーンとなった。住職になり1年半、「多くの助けがあってやってこれました」と振り返る。また、多くの人と話す機会も増え、自身のことを口下手と笑うが「大切なことはしっかりと伝えたい」と力強く話す。
○…寺を預かる身として「いつ何があるか分からないもの。健康には、より気を使うようになりました」と笑顔で話す。境内に設置されたベンチや灰皿、それを多くの人が利用する姿を眺めるのが日課だ。「お寺をどう使ってもらうかはその人たち次第。毎日の中に少しでもお寺が関われれば嬉しい」と微笑んだ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>