7月に行われた「2017さわやか全日本一輪車競技大会」のペア演技で総合優勝した 鈴木 ちひろさん 東成瀬在住 19歳
限界のない挑戦
○…大会に向けて編み出した3連続の大技。しかし、成功率が低いまま大会当日を迎えることに。一輪車競技の国内最高峰とされる『さわやか全日本一輪車競技大会』。「こんなに不安な気持ちで挑んだのは今大会がはじめて」と振り返る。それでも諦めずに挑戦し、本番では不安だった連続技を含むすべての技を決めてみせた。昨年末のソロ部門優勝に続き、今回はペアでの優勝。「すごく嬉しい。自分自身の自信につながりました」と微笑む。
○…生まれも育ちも伊勢原。小学3年生の時、憧れだったフィギュアスケートに似ていることから一輪車を始めた。「家の倉庫に眠っていた一輪車を引っ張り出して、全く乗れない状態からのスタートでした」と話す。音楽に合わせ、回転やジャンプをする一輪車競技。幼い頃から歌やダンスが好きだったため、すぐに虜になってしまったという。市内のクラブに所属してからは、一輪車中心の生活に。多い時では1日12時間乗ることもあった。「とにかくずっと乗っていたくて。嫌だと思ったことは1度もありません」と笑う。
○…コーチの演技に惚れ込んだことをきっかけに、中学3年生から新百合丘一輪車クラブへ。「コーチの指導のおかげで表現力がついたと思います。ただやるのでなく、何か伝える演技を心がけるようになりました」。今後は大会2連覇を目指しながら、後輩の指導もしていきたいという。「一輪車に限界はありません。新しい技や表現力を追求し続け、誰にも真似できない演技がしたい」
○…現在、東海大学体育学部2年生。幼児スポーツの先生をめざし、学業にも励む。憧れのコーチから影響を受けたのは演技だけでなくファッションも。こだわりの衣装は全て母親の手作りだという。「コーチを見てオシャレが好きになりました。今はメイクやネイルを研究して女子力向上中です」と今どきの女の子らしい一面も見せた。