10月22日投開票で実施された第48回衆議院議員総選挙。小選挙区神奈川第16区(伊勢原市・厚木市・愛川町・清川村・相模原市と座間市の一部)は、自民党前職の義家弘介氏(46歳)が希望の党前職の後藤祐一氏(48歳)を制し、小選挙区で議席を奪還した。後藤氏は比例区で復活当選。共産党新人の池田博英氏(54歳)は敗退した。
2014年の総選挙で1489票という僅差で小選挙区を落とした義家氏は議席奪還をめざして徹底した「地上戦」で選挙戦へ。20日には安倍晋三首相も16区に応援に駆け付けた。義家氏は前回434票差で制した伊勢原市で4008票のリードをつけると全地区で後藤氏を上回り、1万4380票差で小選挙区に返り咲いた。
前回同様に義家氏・後藤氏の接戦が予想された神奈川16区。前回よりも遅い0時41分にNHKで「当選確実」が報じられると、市内桜台の選挙事務所に集まった約100人の支援者からは大きな歓声が上がった。厚木事務所を後にした義家氏が伊勢原に駆け付けたのは1時30分。到着を待ち望んだ支援者らと笑顔で握手を交わした。「このお預かりした議席は私が奪還したものではなく、私たちが奪還したもの。この絆を改めて大切にしながら、国道246号バイパスや都市農業、観光都市など、みんなに選ばれるそんな伊勢原を、胸を張って誇れる文化の振興を皆さまと一緒に地に足をつけて誠実に歩いてまいります」とあいさつした。
一方、9月に民進党を離党し、希望の党の結党メンバーとして立候補した後藤氏。義家氏当確の報を受け「小選挙区を負ければ選挙は負け。まだまだ力不足でした」とコメント。1時過ぎに比例区での復活当選となるも表情は険しいまま。「力不足の政治家に『それでもお前がやれ』と言っていただいた。現場の声を、わたくし後藤祐一だからこそ届けられる。そんな政治活動をしていきたい」と述べた。
共産党新人の池田氏は2万8927票を獲得するも及ばなかった。
市内の投票率は前回総選挙より2・64ポイント低い52・53%だった。
![]() 比例区での復活当選となった後藤氏(厚木事務所)
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