大山を中心に関東一円に伸びる古道「大山街道」をテーマにした『”おおやまみち”まちづくりサミット』が2月12日、伊勢原市民文化会館小ホールで行われ、市民ら400人が集まった。
このサミットは、古くから多くの参詣者が行き交い、街道沿いの発展に大きな役割を果たしてきた大山街道の歴史的・文化的価値の共有と次世代への継承を目的に2013年から毎年行われているもの。この参詣者の姿をストーリーとした『大山詣り』は2016年に日本遺産のひとつに認定されている。
当日会場では伊勢原手作り甲冑隊が集まった市民をお出迎え。高橋昌和秦野市長をはじめ、多くの来賓も会場を訪れた。冒頭、高山松太郎市長は「県内外で地域活性化に活用されている大山。大山は伊勢原にある。大勢の方々と手を組み活性化につなげていきたい」とあいさつ。
サミットでは、アマチュア落語家のせたが家志ん金さんが「大山みちの会」(本部・世田谷区)と協力して2014年に完成させた、古典落語・大山詣りの前編となる江戸から大山までの道のりを描いた創作落語『大山詣り(上)』を披露。また300回以上の富士登山経験を持ち、日本全国の霊山を取材し山岳ガイドとして活躍する廣田勇介氏の講演、川崎市大山街道ふるさと館の對馬醇一副館長による事例発表も行われ、会場は「おおやまみち」一色で染まった。
![]() 創作落語を披露するせたが家志ん金さん
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