伊勢原市ではこのほど大山地区の宿坊を活用し、市・県外の中学・高校の修学旅行などの教育旅行受入体制を整え、誘致を進めている。5月10日には誘致後初の受入校となる帝京八王子中学校の生徒らが大山を訪れた。
大山の宿坊での宿泊客の減少対策のため、昨年度から市と市観光協会、市日本遺産協議会が協力し、宿坊体験型教育旅行受入体制の整備を進めてきた。
宿坊での宿泊体験を中心に、伊勢原の豊かな自然環境や歴史文化的遺産を体験してもらい、将来にわたるリピーターの獲得に繋げるのが目的だ。
市商工観光課によると、関西地方の修学旅行は関東に来ることが多く、そのうちの1泊を大山に誘致するとともに、関東圏の中学2年生は校外学習で近隣に1泊することが多いことから、そうした需要の獲得を視野に入れているという。
受け入れPRのため考案したプランは、大山をより知ってもらうため「体験」がメイン。宿坊での宿泊や豆腐づくり体験、先導師と交流するプログラム。大山詣りを中心とした文化体験や大山阿夫利神社、大山寺などの文化財で体験する伝統文化プログラム。倭舞・巫女舞や大山能狂言を鑑賞する伝統芸能鑑賞・体験プログラムなどがプランに盛り込まれた。
このプランを旅行会社に売り込んだところ、今年4月に八王子市の帝京八王子中学が手を挙げて受け入れが実現した。市観光課は「生徒さんたちが喜んでくれたのでまずは成功では。課題も見つかったので今後の受け入れ拡大に役立てたい」と話した。
今回大山を訪れたのは同校の2年生と教員ら49人。阿夫利神社社務局で歓迎セレモニーに出席した後、下社の参拝や宿泊先のたけだ旅館で豆腐づくり体験、社務所の能楽堂で大山能を鑑賞した。
高山市長は生徒たちに「歴史ある大山で良い思い出をたくさん作って将来何回も大山に来て欲しい」とアピールした。
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