月1回山王原公民館でひげジイの漢字教室を開く 青木 清徳(きよのり)さん 上粕屋在住 65歳
漢字の奥深さ伝えたい
○…「ひげジイというネーミングは何気なくつけた。漢字仲間から好評だったので使っています」。2015年から山王原公民館で漢字教室を毎月1回開催。小学生や高齢者を対象に、自身が考案した四字熟語やことわざをカードを使ったゲーム形式で、教えている。「教えるというよりは、多くの人に漢字に興味をもってもらいたい、魅力を伝えたいという気持ちが強くて」と微笑む。
○…漢字に興味をもったのは、25年ほど前に妻から漢字検定を受けたいと相談を受けたことがきっかけ。「おもしろそう」と一緒に4級から挑戦。勉強をしていく中で、漢字研究の第一人者・白川静氏の解釈に衝撃を受けた。「漢字は昔からの形が残っていて、すべてに意味があり、奥深いことを知った」と熱く語る。やりだすと突き詰める性格が漢字の奥深さと重なり魅力に引き込まれた。17年前に1級を取得。その後漢検協会の漢字教育サポーター認定を受け、念願だった教室を開いた。
○…生まれも育ちも伊勢原。高部屋小、山王中出身で、中学から始めたドラムは高校、社会人になっても続けてきた。「中学の顧問の先生が美人だった。はじめた動機は不純でね」と笑う。高校卒業後は税務署職員に。働きながらも音楽活動を続け、職場の仲間20人ほどでジャズのビックバンドを編成。ボランティアで20年ほど演奏活動を続けていた。「今は全然たたいてない。2階でほこりをかぶっている」と笑う。
○…自身が学んだことを多くの人に紹介したい一心で続けてきた漢字講座。新しい教材づくりなど月1回の教室のための準備は決して簡単ではない。「まだまだ道半ば。奥が深い漢字の魅力をもっと多くの人に伝えたい。そのために教室の場所を増やしていければ」と目を輝かせる。
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