学童の野球チーム・緑台少年野球教室(貝瀬亙監督)が8月25日から9月8日まで開催された横浜銀行カップで過去最高の県大会3位となった。チームの喜びと独自指導を行う監督に話を聞いた。
県内の大会や各地の大会を勝ち抜いた42チームで争われた横浜銀行カップ。緑台少年野球教室は今夏の伊勢原市大会で優勝し同大会への出場権を手にした。
同チームは初戦から準々決勝まで、チームの特徴である「打ち勝つ野球」で準決勝にコマを進めた。準決勝の相手は川崎市代表。「あと1本」が出ず逆に、守備のミスから失点。結果その1点が決勝点となり0―1で惜敗したがチーム最高成績の3位を達成した。主将の佐々木諒選手は「この経験を生かして次の大会では優勝したい」と話した。
自ら考えるチームへ
創部41年目の緑台。監督の貝瀬さんが就任したのが2002年。6年生は一人もおらず、11人でスタート。当初は詰め込み型の指導を行っていたが、自主的に考えるチーム作りを目指し指導法を大きく変えた。ミスをしたらその原因を全員で考えることを徹底した指導を実践。監督は試合中サインを出さず選手に任せているという。
守りのチームでは点を取られたら勝てないという持論から「打ち勝つ野球」を掲げている。そのために、打撃練習に多くの時間を費やす。「チャンスで打つ喜びを味わって欲しい。学童は打つのが楽しいと思う」と監督。
また緊張してミスをしないように今年からメンタルを鍛えるため試合開始前にベンチの前で校歌を歌うことを始めた。「一人一人が自覚と自信をもって考え行動できるようになった。成長を実感できた大会だった」と喜びを語った。
この試合の模様は23日(日)にtvkで午後7時から放送される予定。
![]() 貝瀬監督
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