伊勢原市(高山松太郎市長)は2月13日、2019年度の当初予算案を発表した。一般会計は339億5300万円、特別会計なども含めた予算規模は582億168万円となり過去最大となる見通し。健康・地域経済の活性化・都市の活力向上・子育て環境づくりを核に、新東名高速道路のインターチェンジ供用開始により発展の年をめざす。
2019年度の当初予算規模は前年度比5・2%(28億6568万円)増の582億168万円。うち一般会計も前年度比5・9%(19億600万円)増の339億5300万円となり5年連続で過去最大を更新する見通し。
歳入面ではその51%を占める市税が前年度比1・5%増となる173億4771万円を計上。一部法人の業績不振により法人市民税が減収となる一方、企業の設備投資などの増により固定資産税が増額となる見通しだ。また、歳出面では人件費や公債費などが減額するなか、扶助費が前年度比7・3%(6億4240万円)増となる。
高山市長は会見で「新東名高速道路(仮称)伊勢原北インターチェンジの開通により大きな発展の年となる。健康寿命の延伸、地域経済の活性化、都市の活力向上、子育て環境づくりの4つのリーディングプロジェクトを柱に市民福祉の向上、未来への投資に充てた。環境変化を的確に捉え、市民に安心と希望をもってもらえるように予算編成に取り組んだ」とした。
第5次総合計画主な取り組み
2018年度から始まった第5次総合計画後期基本計画。中期戦略事業プランとして、暮らし力・安心力・活力・都市力・自治力として様々な事業に取り組む。特に力を入れる事業は以下。
《暮らし力》
▽中学校給食導入事業(8709万円)/完全給食に向けた取り組み▽健診による疾病予防事業(318万円)/簡易血糖値測定検査の実施ほか▽幼児教育・保育施設整備事業(2億6740万円)/認定こども園の施設整備支援ほか▽小中学校校舎等改修事業(1億5579万円)/小中学校のトイレ改修ほか
《安心力》
▽防災備蓄推進事業(8291万円)/中央備蓄倉庫の設置ほか▽地域防犯環境整備事業(1974万円)/防犯カメラ増設ほか
《活力》
▽伊勢原駅北口周辺地区整備事業(4418万円)/再開発事業計画案の策定ほか▽比々多魅力再発見事業(237万円)/公衆トイレチップ塔設置ほか
《都市力》
▽総合運動公園再生修復事業(2億8830万円)/再生修復整備
《自治力》
▽市税徴収率の向上(683万円)/地方税共通納税システム導入
《その他》
▽児童発達支援センター事業(1億733万円)/センターの新設ほか
予算案は20日から始まった伊勢原市議会3月定例会に上程、審査される。
2月20日起稿
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