3月13日付けで伊勢原警察署の第90代署長に就任した 小林 千秋さん 警視 54歳
「自分に正直」を貫く
○…伊勢原市民10万人の暮らしを守る伊勢原警察署。署長着任の訓示では署員を前に「伊勢原市民の安全・安心は我々警察官の肩にかかっている。皆は縁あって伊勢原署に勤務している。縁を大事に、まちと人を心から好きになって市民の安全・安心を守っていこう」と縁の大切さを訴えた。
○…寒川町出身。高校卒業後、営業職やコンビニエンスストアの店長などを経験。警察官をめざしたきっかけは、勤めていた店に強盗が入ったこと。「自分は居なかったけれど悔しくてね。刑事さんと話しているうちになりたいと思った」。22歳で採用試験に合格、川崎署に着任し、交番勤務や機動隊を経て、5年後に念願の刑事に。知能犯係で選挙や詐欺事件に携わった。その後も県警本部で暴力団対策や人事、警察学校の教官などさまざまな部署を経験。「常に自分に正直に嘘をつかないことを信念に続けてきた。全ての経験が財産」と自信をもつ。特に印象に残っているのは、新人時代に同僚の警官が起こした事件。「まちの人からは励ましの言葉をもらった。警察への期待を裏切らないように常に任務にあたってきた」と真剣な表情を見せる。
○…趣味は中学生から続けるアマチュア無線で1級の資格をもつ。特に好きなのが無線愛好家の中でもかなりのマニア度の高さだというモールス通信。「機械を持ち寄ってレストランで仲間と集まっている。他人が見たら異様な光景かもしれないが、仕事以外の人との交流が良い刺激になっている」と楽しそうに話す。
○…自身にとって初の署長職。「市民の安全・安心の最終責任をとる立場と思っている。これまでの経験の延長線上に今がある。学んできた多くのことを伊勢原市民のために生かしていきたい」と力強く語った。
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