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伊勢原版 公開:2019年4月26日 エリアトップへ

伊勢原市史 ダイジェスト版が完成 市の歴史を1冊に要約

社会

公開:2019年4月26日

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完成したダイジェスト版をPRする市職員
完成したダイジェスト版をPRする市職員

 伊勢原市教育委員会はこのほど、市史のダイジェスト版を刊行した(A5版・201頁/税込930円)。多くの市民に地域の歴史を知ってもらおうと、全12巻からなる市史の内容を要約して編集した同版。市教育総務課や伊勢原駅北口の駅ナカクルリンハウスなどで購入できる。

 市史編さん事業は1984年度に策定された伊勢原市史編さん基本構想に基づく事業としてスタート。市制20周年にあたる1991年3月に第1巻「資料編/古代・中世」を刊行した。1999年3月までに9巻まで刊行したが、市の財政悪化や人員不足など、社会情勢の変化から刊行が一時休止になっていた。

 その後2009年3月に10巻を刊行し、2015年3月に明治維新以降をまとめた最終版となる12巻「通史編/近現代」を刊行した。

5部構成

 今回刊行されたダイジェスト版は手軽に伊勢原の歴史を知ってもらおうと、こうした市史編さん事業によって積み重ねてきた成果をもとに、市史ダイジェスト版刊行委員会が中心となり3年かけて編さんした。市の歴史を理解するうえで必要な75のテーマを厳選。さらに22のコラムを加えて分かりやすく解説されている。仕様はオールカラーで図版を多く掲載した。

 内容は、古墳時代から戦国時代までの『古代・中世』、江戸時代後期までの伊勢原村の歴史などを記した『近世』、明治維新以降の伊勢原の自由民権運動や伊勢原市制施行のあゆみなどをまとめた『近現代』に分類した。『大山』と『民俗』は別の項に分けられ、全体が5部構成になっている。

 市教育委員会の担当者は「より多くの人に伊勢原の歴史に触れてもらえれば」と話している。

 問い合わせは、市教育総務課【電話】0463・74・5109へ。

オールカラーで図版も多い
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