世界男子ソフトボール選手権大会の日本代表メンバーに選出された 池田 空生(ひろき)さん 伊勢原在住 23歳
世界の強豪に立ち向かう
○…今年6月にチェコのプラハで開催される「2019WBSC第16回世界男子ソフトボール選手権大会」に出場する、男子TOP日本代表の17人に投手として選出された。選考会で見せた打者の手元で鋭く浮き上がる「ライズボール」は代表ヘッドコーチも高く評価した。「自信はあったけれど、選ばれて嬉しい。世界の強豪相手に結果を残したい」と自信を見せる。
○…小学校では水泳、中学校では軟式野球部に所属。伊勢原高校に入学し、父や兄も籍を置いたソフトボール部に入部した。190cmの高身長を生かし、投手として頭角を現した。高校2年の時には19歳以下の日本代表に。国士館大学に進学してからも、関東カレッジで2回優勝するなど着実に力をつけた。卒業後は「地元でソフトを続けたい」と花王コスメプロダクツ小田原(株)に入社。現在は勤務後に週4日、練習に汗を流す。「仕事をしながらの調整が難しい。でも今は結果が出ていて楽しい」と充実した表情を見せる。
○…責任感が強く、高校ではキャプテン、大学でも副キャプテンを務めた。チームでは、先輩に可愛がられ、後輩には慕われるムードメーカー的な存在で「自分やチームの緊張をほぐすために明るく演じていたところもある」と微笑む。大学のデビュー戦で打たれた悔しさから、独学でライズボールを習得。球の「切れ」に磨きをかけ、誰にも負けない武器にした。「負けず嫌いも人一倍です」。
○…今回代表に選ばれた投手は6人。その中で唯一、勝利に導く抑え投手に抜擢された。「チームの勝利に貢献できるよう頑張りたい。目標は優勝」と意気込む。また「会社や家族など周りの人のおかげでプレーできている。恩返しがしたい」。得意球を武器に、国際舞台での活躍が期待される。
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