クレー射撃の国際大会「第23回環太平洋射撃選手権大会」が、7月5日から7日まで県立伊勢原射撃場で初開催された。2020年東京五輪のリハーサル大会に位置付けられていて、日本をはじめ台北、韓国、オーストラリア、アメリカ、香港の6つの国と地域から75選手が出場した。
環太平洋射撃選手権大会は環太平洋リーグ加盟国が持ち回りで実施している大会で、日本での開催は4回目。世界の射撃競技を統括するISSF(国際射撃スポーツ連盟)のルールで、海外選手と競える貴重な機会として注目されていた。
クレー射撃は、石炭などで作られたクレー(標的)を空中に飛ばし、散弾銃で射撃して命中した数を競う競技。
今大会はスキート競技(左右に飛び交うクレーを撃ち落とす競技)とトラップ競技(遠くに飛び去るクレーを追い撃ちする競技)の2種目で行われ、世界トップレベルの選手が2日間にわたり熱戦を繰り広げた。
阿夫利神社を参拝
試合前日の5日に伊勢原市は、海外から大会に訪れた選手らのおもてなし事業として「大山観光ツアー」を実施。これは、主催者の(一社)日本クレー射撃協会の依頼で大会を盛り上げるためのアトラクションとして企画したもので、当日は選手ら18人が参加した。
参加者は語学ボランティア「KSGG(神奈川善意通訳者の会)」のガイドのもと、大山ケーブルバス停から歩いてこま参道を通り、ケーブルカーで大山阿夫利神社下社へ。到着後同下社で参拝した。
ツアーを企画した市商工観光課の担当者は「予想以上の参加者だった。天気は曇りだったが、皆楽しんでいる様子がうかがえた。初の試みだったが伊勢原のPRになったのでは」と話す。
また期間中会場では同事業の一環として、「日本遺産のまち伊勢原うまいものセレクト」の特産品が販売された。「伊勢原産トマト」や「大山地ビール」「伊勢原漿倶(しるく)(豆腐)」「大山阿夫利246(生乳茶果)」などが販売され、特産品で出場選手らに伊勢原市をPRした。
2020年東京五輪の射撃競技は、陸上自衛隊朝霞訓練場で開催される。
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