東海大学医学部付属病院(渡辺雅彦病院長)は2月4日、伊勢原キャンパス松前記念講堂2階で「認知症と運転」をテーマにした講演会を開き、一般市民や県内の保健、医療、福祉従事者ら約160人が参加した。
この講演会は、認知症の高齢者ドライバーが増加傾向にあることから、医学的な視点をはじめ、自動車開発、運転免許制度など、さまざまな視点で超高齢社会の大きな課題になっている「認知症と運転」について考えようと同病院が企画した。
この日は、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教授の三村將氏が基調講演。三村氏は「自動車運転に関する法整備」「向精神薬と自動車運転」「運転能力の評価」「移動手段の多様化」についてそれぞれ解説。「さまざまな日常生活の場面で、自動車運転は必要なツール。高齢者に免許を返納して頂こうという視点より、少しでも運転寿命を延伸して頂く視点が重要ではないかと思う」などと話した。
また、この日は日産自動車(株)総合研究所、伊勢原警察署、平塚市医師会から講師を迎え、脳科学、免許制度、自転車運転をテーマに高齢者ドライバーについて考えた。
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