神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2020年6月12日 エリアトップへ

一般社団法人T.M.S 感染防止ボックスを寄贈 「医療従事者守りたい」

社会

公開:2020年6月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
救急入口付近に設置されたボックス。実際は防護服を着た医療従事者が中に入り検体を採取する
救急入口付近に設置されたボックス。実際は防護服を着た医療従事者が中に入り検体を採取する

 一般社団法人T.M.S(秋山文生代表)が6月6日、伊勢原市に「感染防止ボックス」2台を寄贈した。同ボックスは、伊勢原協同病院(井上元保病院長)の救急入口付近に設置され、新型コロナウイルスの検体採取(PCR検査等)で活用される。

 T.M.Sは、厚木市と伊勢原市の中小企業10社で組織する団体。2010年に結成され、異業種で社会貢献活動を続けている。

 寄贈した感染防止ボックスは、同団体が自作したもので、高さ2・3m、幅1・8m、奥行0・9m。防護服を着た医療従事者が中に入り、アクリル板越しに患者の問診や検体の採取を行うことで、飛沫感染などのリスクから守ることができる。

夏場でも使用可能

 ボックスは、内部の気密性を確保した構造で、後方のスポットエアコンから冷風を送り込むことで、内部を陽圧にして、外部からのウイルスの侵入を防ぐ仕組み。エアコンが付いているので、夏場でも検体の採取が可能。

 会員らで「何かできることはないか」と話し合い、構想から1カ月程度で作り上げた。屋外で使用するため、特に強風対策には気を配ったという。またボックスに使う資材の選定や供給は、市内高森のトラスコ中山株式会社厚木支店が協力して実現した。

 6日の午後には、伊勢原協同病院で感謝状の贈呈式が行われ、会員をはじめ、市や病院職員らが出席。高山松太郎市長から秋山代表に感謝状が手渡された。

 秋山代表は「会員みんなで汗を流して、自作したボックスです。医療従事者の方々を守ることができれば」と話した。

 高山市長は「寄付を頂いて、本当にうれしい。命を守っていく体制の準備ができたことを心強く思っています」と、井上病院長は「中が涼しいので、防護服を着ていても効率的に、必要な方のPCR検査を取ることができるようになる。安全を担保しながら通常の診療に戻していければ」と語った。

左から秋山代表、高山市長、井上病院長
左から秋山代表、高山市長、井上病院長

伊勢原版のトップニュース最新6

出荷作業始まる

プリムラ・ジュリアン

出荷作業始まる

寄せ植えやギフトでも人気

12月20日

一日警察署長に就任

元Jリーガー森保翔平氏

一日警察署長に就任

闇バイトの危険性等訴え

12月20日

山岳遭難事故が多発

大山

山岳遭難事故が多発

過去10年間で最多

12月13日

激闘16年 全てに感謝

SuperBigbang

激闘16年 全てに感謝

谷山選手引退セレモニー

12月13日

伊勢原から3氏が受賞

県優良産業人

伊勢原から3氏が受賞

地域商工業の振興に寄与

12月6日

伊勢原自然塾を開所

(株)三井住友銀行

伊勢原自然塾を開所

脱炭素社会へ市と協定

12月6日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 10月11日0:00更新

  • 9月27日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook