伊勢原市は、ひとり親家庭等の生活を支援するため、市独自の臨時特別給付金の支給を決めた。新型コロナウイルス感染症の影響で、生活全般の負担が大きくなっている児童扶養手当受給者が対象で、市ではおよそ５００世帯を想定している。
支給の対象となるのは、２０２０年５月分の児童扶養手当を伊勢原市で受給している人。所得制限等により、児童扶養手当の全部を支給しないこととされている人（全部支給停止者）は、臨時特別給付金の対象外となる。
給付額は、対象児童の人数により異なり、児童１人のときは４万円。児童２人のときは９千円を加算、児童３人以上のときは１人につき５千円が加算される。
申請は不要で、市は支給対象者に６月12日付けで案内を発送。支給を希望しない場合のみ、受給拒否の届出書を本日26日までに提出する。
支給日は７月10日（金）の予定で、４月30日時点の児童扶養手当で登録している口座に振り込まれる。７月上旬には給付決定通知が発送される。市子育て支援課によると、およそ５００世帯を見込んでいる。
同事業費約２２１０万円を盛り込んだ一般会計補正予算案（第４号）は、６月12日の市議会で追加提案され、賛成全員で可決成立した。財源は国の地方創生臨時交付金の活用を見込み、市の貯金にあたる財政調整基金を取り崩して充てる。
同課によると、６月12日時点で、伊勢原市を含めて県内17自治体で同様の臨時特別給付金の支給を決定している。
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