大山エリアの観光地としての魅力向上や、活性化などをめざす民間の参加型プロジェクト、「大山これから会議」のキックオフイベントが10月31日、オンラインで開催された。今後はワークショップなどを通じて、参加者同士の交流を深めていく。
プロジェクトは、小田急電鉄株式会社(本社/東京都新宿区)と株式会社エンジョイワークス(本社/神奈川県鎌倉市)が立ち上げた。地元の観光関係者をはじめ、個人や法人を問わず大山エリアの観光活性化に挑戦したい人を広く募集し、ワークショップなどを通じたアイデアの創出、実現に向けてコミュニティの形成をめざす。
この日は、大山阿夫利神社下社の茶寮石尊から、動画共有サイト・ユーチューブを使用して生配信。エンジョイワークスの濱口智明さんが進行役を務め、小田急電鉄観光事業開発部の泉谷裕さんと、大山阿夫利神社権禰宜の目黒久仁彦さんが出演した。当日は事前に申し込んだ約80人の参加者が生配信を視聴し、コメント機能を使って意見などを述べた。
イベントでは、目黒さんが大山の歴史などについて解説したほか、大山地域で事業を営む相原理人さん(東学坊)、相原和教さん(夢心亭)、石井正義さん(オカリナキッチン)のインタビュー映像を放映。3人のメッセージの中から、「独自の歴史や文化がある」「とうふ料理やジビエ料理が楽しめる」といった大山の魅力と、「先導師旅館の敷居が高い」「季節や気候によって観光客の繁閑差がある」といった課題を抽出して議論を深めた。
今後はこの日挙がった「食」や「環境保全」「空き店舗や空き旅館の再生活用」といったキーワードをもとにテーマを絞り、オンラインや対面でのワークショップを通じて、課題解決をめざす。次回は12月を予定。詳細は「大山これから会議」のホームページ上にアップされる。
泉谷さんは「改めて参加型での取り組みの重要性を感じた。地元や大山に関わりたいと思っている皆さん、観光で来られる皆さんのそれぞれの思いをテーマ別のワークショップで具現化していきたい」と話した。
|
|
<PR>
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>