伊勢原駅北口暫定タクシー待機場で3月13日、「平和祈念・被爆ピアノコンサートが開催された。
これは広島に投下された原子爆弾で被爆したピアノを維持管理し、全国でピアノコンサートを開催している矢川光則(68)さんに、声楽家の高松京子さん=人物風土記で紹介=が伊勢原での開催を依頼。伊勢原手作り甲冑隊や市の協力を得て実現した。
この日は雨の中、100人超が来場。市内在住のピアニスト・古川貴子さんや渡辺俊爾さんが被爆ピアノを演奏した。渡辺さんは、「70年前に被爆したピアノだが素晴らしい音色で気持ちよく弾けた。矢川さんの思いが少しでも伝えられたら」と話した。
自らトラックを運転し、広島からピアノを運ぶ調律師の矢川さん。ピアノは爆心地から1・8Kmの町で被爆したもので、表面の傷などは残したままになっている。「若い人が戦争の怖さ、平和の尊さを知るきっかけになってくれれば。ピアノを託された者として後世に伝えていく役目がある」と思いを語った。
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