竹園小学校(杉山正宏校長)のなかよし広場「くじら池」の取り組みが、公益社団法人国土緑化推進機構の学校環境緑化モデル事業に選定。助成金を活用して池の整備などが行われ、3月16日の式典でお披露目された。
この事業は、同構機が学校の敷地内の緑化を行う小学校などを毎年公募し、公益財団法人かながわトラストみどり財団を通じ応募するもの。選定されると、(株)ローソンの店頭に設置した募金箱への募金が緑化活動に活用される。今年度は県内で同校のみが選定された。
同校は、校内の環境整備や環境緑化のため東棟校舎前に、なかよし広場「くじら池」を2003年に整備。08年にはPTAがくじら池中心にビオトープを寄贈し、井戸から地下水をポンプでくみ上げ、流れのある小川にした。池には陸生の昆虫や水生の生き物を見つけることができる。14年にも同事業に選定され、その際は、ビオトープ周辺の植樹や水場環境の整備を行った。
2度目の事業に選定され同校は、「くじら池 イキイキ大作戦」と命名し、井戸ポンプの修理のほか、池底の修理、児童が自然観察しやすくなるように、草木の整備や桜などの苗木を植樹した。
式典には(株)ローソン神奈川南支店の井上茂樹支店長や同財団の豊丸敏秋みどり森林課長らが来賓で出席。麻生幸空君(6年)とあんずの苗木を植樹した。児童を代表し小林慧梧君(6年)は「広場には楽しい思い出がいっぱい詰まっている。これからも宝物として残ってほしい」と思いを語った。杉山校長は「池の改修のほか、季節を感じられる樹木を植樹した。学校生活の中で子どもたちが季節を身近に感じてもらうことを期待している」と話した。
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