日向の洗水(あろうず)地区に住む芦原秀人さん(69)=人物風土記で紹介=が、地元住民に向けて発行してきたコミニュティ紙「洗水新聞」が、3月末の発行で50号を迎える。
2017年2月に創刊した同紙。毎月月末に発行し、同地区の組長を通じて100世帯ほどの自治会会員に回覧している。
紙面サイズはA4で、月ごとに変わるが4ページから8ページ仕立てで発行。14ある地区の組長にはカラーで印刷。会員分はモノクロコピーで配布し、カラー版は回覧で回している。
沖永良部島出身で元教師の芦原さん。24年前に伊勢原に移り住み、当時地域の人々に世話になったことへの感謝の気持ちを「何とか形にしたい」、「地元の役に立ちたい」、「地元の伝統行事を後世に伝えたい」との思いから、コミュニティ紙を発行することを決めた。現役時代は保護者らに向けた「学校だより」などを作っていたことから、製作には特に苦労はないという。
地域の日常から伝統行事まで
紙面内容は、地域の用水路の管理や里山の手入れ、花の植栽などの日常の出来事から、五穀豊穣を願い、収穫を感謝する「地神講」などの伝統行事、小中学校に入学する子どもたちの紹介、長年地域に貢献してきた人の足跡など、綿密な取材を重ね、さまざまな内容の記事を掲載している。
他にも日向石をはじめとした地元の歴史を探る連載や、新たに転居してきた住民の紹介など、毎月趣向を凝らし、ひと月も欠かさず発行を続けてきた芦原さん。「新聞づくりを通じて自分も地元のことを学べる。最近はいろいろな情報提供もあり、地元の人々に浸透してきた感がある。これからも感謝の気持ちを込めて作り続けたい。90歳まで続ける」と意気込みを語った。
50号目の最新号は自治会新役員の紹介や、たかべや緑の里振興会の活動紹介などが掲載される。