伊勢原市が物語の舞台となった映画「ツナガレラジオ〜僕らの雨降(あふり)Days〜」(製作/©2021「雨降ラジオ」製作委員会)。伊勢原市が市観光協会、いせはらフィルムコミッションと協力し、ロケ地を巡る企画を4月13日にスタートさせた。
伊勢原市内ですべての撮影が行われ、今年2月11日に公開された同作品。夢に破れた若者たちが、伊勢原の雨降山で自分たちのラジオ局を作ろうと奮闘する青春物語で、仮面ライダーシリーズ出演者や雑誌モデル、2・5次元舞台などで活躍中の実力派若手俳優10人が出演している。また市民エキストラとして、のべ50人が撮影に参加している。
今回の企画は、伊勢原市内の主なロケ地や、観光スポット10カ所に、出演者10人の等身大パネルを一人ずつ設置。ロケ地と出演者の写真撮影を楽しむことができるというもの。同企画に合わせて市観光協会がオリジナルマップを作成。各パネル設置場所で配布しているほか、伊勢原市公式ホームページや市観光協会ホームページにも掲載している。
設置場所は伊勢原市内で、大山ケーブル駅、こま参道の大津屋きゃらぶき本舗、伊勢原大神宮、横浜銀行伊勢原支店シティプロモーションコーナー、テーエス瓦斯、駅ナカクルリンハウス(伊勢原駅観光案内所)、市民文化会館ロビー、市役所1階市民ホール、アゼリア、米谷豆腐店の10カ所。今年12月28日まで実施する予定。
フィルムコミッションが誘致
映画やテレビドラマ、CM等の撮影誘致などを通して、市の魅力発信を図る市民有志のボランティア団体「いせはらフィルムコミッション」。2015年に市観光協会が事務局となり、市内で酪農業を営む(株)柏木牧場の柏木貞俊社長が会長を務め、活動に賛同した市民有志3人で主に活動している。
同コミッションは、ロケ地の紹介、許認可手続きの調整、撮影隊の食事、エキストラの手配などを一手に取りまとめている。柏木会長は「映画やテレビなどの撮影を誘致し、メディアを通じて発信することで、多くのファンがロケ地を訪れるきっかけになり、撮影隊や観光客による経済効果が期待できる」と話す。さらに「ボランティアやエキストラで市民が参加することで、郷土愛が芽生えることも期待している。伊勢原で生まれ育ったので、地元のために今後も活動を続けていきたい」と思いを語る。
同コミッションが撮影を誘致した作品は「半沢直樹」「逃げるは恥だが役に立つ」「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」など最近の5年間で約130件。エキストラの登録は400人を超えているという。
![]() 「半沢直樹」の撮影が行われた伊勢原市総合運動公園体育館
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