プログラミングを学ぶ場「CoderDojo伊勢原」を5月15日に初開催する 宇佐美 隆一さん 串橋在住 67歳
未来担う子どものために
○…アイルランド発祥のプログラミングを学ぶ場、CoderDojo 伊勢原を今年1月に立ち上げた。5月15日(土)に、いせはら市民活動サポートセンターで初の道場を開催する。道場は、「ニンジャ」と称した7〜17歳の生徒が無償でプログラミングが学べ、自身や保護者などのボランティアがサポートする。「単なるプログラミング教室とは違い、具体的な指示はせず、子どもがやりたい事を自分で見つけ、それをサポートしていくのが道場の役目です」。
○…秋田県出身。地元で高校まで過ごし、就職のため横浜市へ。子どもの頃からモノづくりやコンピューターが好きだったことから県内のIT企業へ入社。一昨年に退職するまで40年間、回路設計などに従事した。
○…道場を立ち上げたのは、退職後の人生を考えて。これまでの経験を生かし、未来の日本を担う子どもたちの役に少しでも立てればとの思いからだった。昨年秋に厚木の道場を見学。伊勢原に道場がなかったことから、子どもたちのために自らが開くことを決めた。年明けに市内で市民活動を支援する団体・アイサポの協力を得て、本部に登録。サポセンの利用再開に合わせて道場を開催する。「自分が楽しめて人の役に立つものを探していた。変わっていく世の中でできることは道場だった」と話す。
○…伊勢原に移り住んだのは25年前、長男が小学6年生の時。20代の頃、趣味だったロードバイクで伊勢原を走っていた時から、のどかな雰囲気が好きだったという。今はウォーキングが趣味で、市内を2時間ほどかけて歩くお気に入りのコースが6つある。「日々新たな自分をめざしている。退職後は新しいことに挑戦することしか考えていなかった」と笑顔で話した。