大山ケーブルカー内で70歳代の男性が意識不明になる事案が発生したのは、2019年の8月9日昼頃。大山観光電鉄(株)に勤務する遠藤広海さん(41)や駅員らは、救急隊が到着するまでの間にAEDや心臓マッサージを施すなど迅速な対応の結果、男性は搬送先の病院で意識を取り戻した。その功績に対して消防長から同社に感謝状が贈られている。
意識がなかった男性を遠藤さんらは協力して車両から降ろし、準備していたAEDで処置。AEDのアナウンス通り電気ショックと心臓マッサージを3回繰り返したという。当時を振り返り遠藤さんは「講習のほか消防や警察、消防団の方たちと事故を想定した訓練を実施していたが、実際に使用するのが初めてだった。不安はあったが仲間の協力があったからこそできたと思う。使い方はAEDから自動でアナウンスが流れるので混乱はなかった。日ごろの訓練のおかげ。使うことがない方がよいが、今後も訓練を怠らず万が一に備えていく」と話した。
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