東京五輪の聖火リレー代替イベントでトーチキスを行った 高橋 優花さん 高森在住 41歳
子どもに夢与えたい
○…伊勢原市内では大山で実施される予定だった聖火リレー。新型コロナの影響で中止になったが、実施されれば大山阿夫利神社下社から階段を下ってケーブルカーの阿夫利神社駅まで聖火を運ぶ予定だった。「藤沢市内の代替イベントに行く前に、伊勢原駅とこま参道に行って子どもたちが応援メッセージを書いた布まねきを見てきた。思いが伝わり胸が熱くなった」と話す。
○…「一生に一度あるかどうかの聖火リレーに参加してみたいと思い応募した。子どもたちに夢を与えたいという気持ちもあって」と笑う。後で応募しようと思っていたが気づけば締め切り当日に。応募フォームに送信したのは締め切り5分前だったという。代替イベントでは、タレントの南明奈さんにトーチキスで聖火を繋いだ。「応援してくれた人たちの気持ちを聖火に込めて繋いだ」と話す。
○…厚木市生まれ、小学校2年の時に伊勢原へ。幼い頃から歌や音楽が好きで、中学・高校と合唱部で活躍。夢がピアニストか音楽の教員だったため、国立音楽大学の声楽科に進学した。卒業後、音楽の教員になり25歳で結婚。翌年、休業制度を活用して大学院に入り、2年間オペラを研究した。復職し32歳の時に第一子を授かる。育児休業中に「子育て中でなかなか出掛けられないママたちのためにコンサートができないか」と相談され、大学の先輩と子育て中の母親が中心の音楽家グループ、ピッコリーニを立ち上げた。
○…小学校3年生と1年生の2児の母。現在はピッコリーニの活動のほか、自宅で歌やピアノを教える音楽教室を開いている。「歌や演奏を聴いて、元気になったと言ってもらえると嬉しい。一人でも多くの人を癒せたら幸せ」と微笑んだ。
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