産業能率大学サッカー部が7月25日、茨城県で行われた「アミノバイタルカップ2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会」の決勝戦で法政大学に勝利し、初優勝を飾った=写真。この結果、同部は、全国から予選を勝ち抜いた24チームが出場し、8月23日(月)から始まる「第45回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント」に初出場する。
関東大学サッカーリーグ1部・2部の全24 チームと各都県のプレーオフを勝ち抜いた8チームの、計32チームで競われた関東大会。産能大は初戦、日本体育大学に不戦勝。2回戦の筑波大学には先制するも、後半に追いつかれ延長へ。延長の前後半で1点ずつ取り、3-1で勝利し、準々決勝へ進んだ。
ゴールキーパーでキャプテンの牧野恋音選手(4年)は、「筑波大に勝てたのが大きかった。相手は1部リーグなので挑戦する気持ちで臨んだ。この1勝で自信が付き、チームに勢いがついた」と振り返る。
勢いそのままに臨んだ準々決勝でも、東洋大学を2-1で下し、この時点で同部は関東代表として、全国大会である総理大臣杯への出場権を初めて手にした。
続く準決勝の山梨学院大学も2-1で下し、決勝は法政大学戦。90分で決着がつかず、スコアレスのまま延長戦へ。試合が動いたのは延長後半。産能大が先制するも、直後にオウンゴールで同点になり、そのままホイッスル。決着はPK戦へと委ねられた。
PK戦最後の11人目で決着
牧野キャプテンはPK戦を前に円陣を組み「失うものがないから、楽しむしかないと思った。『俺が3本とめるから思いっきりやれ』とチームをリラックスさせて臨んだ」と話す。
PK戦では、互いに決めきれず、最後の11人目までもつれる展開に。最後に牧野キャプテンがゴールを決めて9-8で勝利し、初優勝に輝いた。「初のタイトル獲得で、自分たちの代が部の歴史に名を刻むことができて嬉しい」と喜びを話す。
「3H」がチームの特色
同大はハードワーク、ハードタックル、ハイスピードトランジション(切り替え)の「3H」を意識し、基本を大事にした「産能スタイル」が特徴。牧野キャプテンは「総理大臣杯ではチャレンジャーとして楽しみたい。これまでやってきた『産能スタイル』を出して、自信を持って目の前の1試合1試合を戦いたい」と意気込みを語る。
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