eスポーツ用の超平面メタルマウスパッドを開発・販売する、市内鈴川の(株)竹内型材研究所(内山真司代表取締役社長)がこのほど、eスポーツの拠点施設「NINJA(ニンジャ) RATMAT(ラットマット) R&D Lab(ラボ)」を工業団地内に開設した。マウスパッドの製造・機械加工見学や、ゲームの試遊、開発製品の体験などをすることができる。
竹内型材研究所は、コンピューターゲーム上で行われる競技、eスポーツ向けの超平面マウスパッド「NINJA RATMAT」の開発・販売を2019年から行っている。同年の東京ゲームショウ2019では、日本ものづくりの精密金型技術を駆使した金属製のハードマウスパッドに大きな注目が集まった。
会館1階にラボを新設
今年10月にオープンしたラボは、同社が加盟する神奈川県金属プレス工業協同組合の会館1階に開設。製品を直接触りたいというユーザーの声を受けて、約3000万円を投じて新設した。同社によると、日本工業分野とeスポーツがコラボした、試遊と商談ができる施設は、前例がなく日本初の試みだという。
ラボは広さ約90平方メートル。特注の平面研削盤が置かれ、マウスパッドの加工の様子を見学できる。また、試遊エリアには、最新の機器を設置し、同社が手がけるシューティングゲーム向けの金属製マウスパッドを実際に使い、ゲームを試遊できる。大型ディスプレーや通信環境などにもこだわり、空調も新型コロナウイルス感染症対策として、大型で高性能なものを採用した。
完全予約制HPで受付
ラボは平日のみの完全予約制で、誰でも利用できる。公式ホームページ(https://ninja-ratmat.jp)から予約を受け付ける。10月はプレオープン期間で、11月から一般客を受入れる予定。
今後は小規模のeスポーツゲーム大会や、プロゲーマーを迎えて配信型のゲームイベントなども計画し、eスポーツの普及もめざす。
同社のプロジェクトマネージャー、永廣知史さん(35)は、「伊勢原市内にeスポーツの拠点ができたので、しっかりPRしていきたい。地域ともより関係性を作りながら、存在感を高めていけたら」と話した。
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