一般社団法人「マモリヤ」の代表理事を務める 丸山 孝さん 粟窪在住 43歳
子どもの貧困救いたい
○…困窮家庭やひとり親家庭を支援する、マモリヤ。コロナ禍で多くの支援団体の活動が停滞したため、11月に自ら団体を立ち上げた。食品を無償で提供するフードパントリーの開催や、個別に食品提供を行う。提供品は寄付のほか、オリジナルグッズの販売収益を購入費に充てている。伊勢原では今月から月に1回、いせはら市民活動サポートセンターで定期開催する。「支援は、無理せず、できる人ができる範囲内でやれば良いと思う」と話す。
○…生まれも育ちも伊勢原。「人の役に立つことがしたい」。ボランティア活動を始めたのは30歳を超えた頃から。子どもの頃に、欲しいものを欲しいと言えなかったことから、貧困への関心が高かった。「ボランティア活動に参加して、生まれた環境で貧富の差がある状況を、何とかしたいとずっと思っていた」と熱く語る。
○…水道関係の企業に勤め、3年前に独立。水回りの工事などを手掛ける、(株)TMアクアレスキューを設立した。39歳で結婚。妻と2歳の娘の3人暮らし。今月末には二女が生まれる予定だという。「今は休みの日に家族で公園に遊びにいくことが楽しい」とほほ笑む。隣に座る愛娘を見つめて「困った人に手を差し伸べられる大人になってほしい。マモリヤの活動では営業部長として働いてくれるんです」と目を細める。
○…子どもたちの笑顔や「ありがとう」の言葉がやりがい。サポセンで開催するフードパントリーでは、いじめの相談など、何でも受け付ける。今後は子ども食堂の開催も視野に入れていて、「無償で食事を提供していきたい。困っている家庭に、少しでも手助けができれば。安心できる場所を作りたい」と力強く語った。
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