大山の若手有志団体「ネクスト大山詣りアソシエーション」の代表を務める 相原 和教さん 大山在住 38歳
人を想う気持ちを大事に
○…大山で湧く温泉を利用して地域の活性化を図ろうと地元の若手商業者らが集結。宿坊にタンク車で温泉を運び、入浴や豆腐料理、芸妓による演舞などを楽しむ「大山温泉」イベントを1月30日に開催した。「父の世代がとうふまつりなど、地域を盛り上げてきた。私たち世代がこの先の大山の事を考えないといけないと思った」と話す。
○…生まれも育ちも大山。実家は、父親が始めた大山とうふ料理店「夢心亭」。高校を卒業後、葉山の料亭などで修業し、25歳で実家に戻り、6年前に二代目亭主に就く。「お客様との一期一会を大切にしている。料理は人と人が繋がる時の手伝いをする脇役。でも、料理は大切な時間を左右する大事なものなので気が抜けない」と微笑む。母親が握ってくれたおにぎりが子どもの頃の思い出。「世界で一番の料理人は母。それは子どもを想う気持ちが、伝わることで料理を美味しくさせるから」と話す。そんな母の味に近づくよう、日々客の事を想い、食材と向き合っている。
○…サーフィン、スノーボード、自動車やバイク、キャンプなどのアウトドアと、体を動かすことが好きで、体力づくりのためにジムにも通う。ただ、店の切り盛りに加え、温泉プロジェクトの準備などがあり「最近はなかなか時間が取れなくて。ジムにも行けてなくて体がなまってしまって」と笑う。
○…復活をテーマに始動したプロジェクト。温泉が定着すれば、とうふ料理や宿坊での宿泊と合わせて、大山観光の再燃、さらに伊勢原の活性化が期待できるという。イベント開催後、旅行会社などから問い合わせがあり、今後の活動に自信が持てた。「地域の協力を頂きながら、今後も活動を続けていきたい」と笑顔で話した。
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