神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2022年3月4日 エリアトップへ

吉川醸造 地元産米で日本酒を製造 「はるみ」の販路拡大へ

スポーツ

公開:2022年3月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
新商品をPRする合頭代表取締役(左)と杜氏の水野さん
新商品をPRする合頭代表取締役(左)と杜氏の水野さん

 市内唯一の酒蔵である吉川醸造株式会社(合頭義理代表取締役)がこのほど、伊勢原産米の「阿夫利清流米・はるみ」を原料にした日本酒「雨降〜THE SEA CHANGE〜」を商品化した。3月1日に市内神戸の同社でお披露目会が開催された。

 伊勢原市の新たな名産品や土産物の開発に取り組む「伊勢原うまいもの遺産創造委員会」(柏木貞俊会長)とJA湘南は、伊勢原産の米を活用した新商品を開発し、米の販路拡大につなげられないかと検討する中で、同社が以前、所属するシマダグループの社内企画でコシヒカリを使った日本酒を試験的に製造した経験があったことから、委員会からの依頼を受け商品化を進めた。

 今回使用した伊勢原産の「阿夫利清流米・はるみ」約210kgは、飯に炊くための米。通常日本酒作りには酒米を使用する中で、飯米を使った酒造りは全国的にも珍しい取り組み。同社杜氏の水野雅則さん(44)によると、「飯米は酒米と違ってアミノ酸が多く、お酒にすると濁りが出て、雑味が際立ってしまう。そのため通常より低温の10℃で仕込み、雑味を無くし、米の旨味を引き出した」という。

 ネーミングの由来について合頭代表取締役はは、「はるみの由来である『晴れた海』と、飯米を日本酒に使うという新たな発想を表現するため、『大転換』の意味を持つ『SEA CHANGE』と命名した」と話す。

 同社によると、今回製造したのは500本で、150本を販売し、残りは熟成させるほか、市に寄贈する予定だという。JA湘南の續橋基生係長は「日本酒を通じて、伊勢原産米の魅力が広く伝われば、販路が拡大し生産者さんにも還元できる」と期待を寄せていた。

 今後について水野さんは「今回の経験を活かし、今後も伊勢原産米を使った新たな日本酒の開発につなげていけたら」と話した。

 雨降〜THE SEA CHANGE〜は、720ミリリットルで1本1750円(税込)。同社直売所や市内酒販店で販売中。

 またこの日は同グループの島田成年代表取締役C.E.Oが、2021年11月に紺綬褒章を受章したことを受け、高山松太郎伊勢原市長が褒章の伝達を行った。島田氏は一昨年12月に、伊勢原市まちづくり市民ファンド寄附金として1000万円を市に寄付した功績により褒章が授与された。

JA湘南大型農産物直売所

あふり~なで12月7日(土)・8(日)合併5周年祭 全品5%引き(対象外あり)

https://www.jakanagawa.gr.jp/shonan/index.html

講演会「最後まで住み慣れた場所で過ごすために」

12月8日㈰午後2時~3時30分。伊勢原市民文化会館。講師:上野千鶴子先生「住み慣れた家で最期まで」

https://isehara-cl.net/

<PR>

伊勢原版のトップニュース最新6

路面に「あっ!」表示

伊勢原市

路面に「あっ!」表示

ドライバーに注意喚起

11月22日

市に要望書を提出

伊勢原市建設業協会

市に要望書を提出

公共工事や入札契約など

11月22日

紅葉ライトアップが20年

大山

紅葉ライトアップが20年

投稿キャンペーン初開催

11月15日

文科大臣表彰を受賞

市野球協会

文科大臣表彰を受賞

生涯スポーツ優良団体に

11月15日

空き家バンクの運用開始

伊勢原市

空き家バンクの運用開始

宅建協会と覚書締結

11月8日

「間違え」受容する社会に

県高齢協秦野・伊勢原

「間違え」受容する社会に

小国士朗氏が登壇

11月8日

JA湘南地産地消フェア

11月25日(土)9:30~14:30平塚市総合公園

https://www.jakanagawa.gr.jp/shonan/index.html

<PR>

あっとほーむデスク

  • 10月11日0:00更新

  • 9月27日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook