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石材店にまつわる「人」 営業部長からの独立13年 「売上成績」より「安らぎ」
各地にある石材店。沿道にある墓石や石像は日常のよくある光景でもある。その石材店を営む「人」には、それぞれの人生模様がある。
佐藤寿一さんは若いころ、医薬品会社の営業マンだった。その後、地域の石材会社に転職し、営業部長を経て2009年に独立した。営業部長の時代は10人ほどの部下がいて、常に売上実績を追いかける日々だった。
会社の幹部でありながらも売り上げ至上主義の営業に対して違和感を持ちはじめ「物売り屋ではなく、心の安らぎを提供することに自分が満足できる仕事がしたい」と、考えるようになった。
家族の反対を押し切り年収1000万円近い安定を捨て、53歳で一念発起。座間市四ツ谷を拠点に(株)佐藤石材を起業し、米軍キャンプ座間に隣接する相模原市南区新磯野に30坪ほどの小さな展示場を設けると、じっくりと接客をして一つひとつ細部にわたり要望に応える仕事ぶりが評判を呼ぶようになった。
独立当時、佐藤さんには18歳と14歳の子どもがいた。高校生だった長男の秀一さんは2人の子を持つ父になり、後継ぎとして経験を積んでいる。「家族でやってるから経費は掛からないので結構安いと思います」。佐藤さんはそう話している。
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