神奈川県が整備を進めてきた、県道611号(大山板戸)大山バイパスの未開通区間、約1・4Kmの工事がこのほど完了し、3月20日に全線開通した。観光の核づくりを推進する大山へのアクセス向上が期待される。
大山バイパスは、伊勢原市大山から三ノ宮までの総延長約3・0Kmの新設道路。県が1991年度にバイパス整備に着手した。2000年4月に大山側の延長約0・8Km区間を、2011年3月には続く延長約0・8Km区間を開通させ、今回、開通済み区間から県道612号(上粕屋南金目)までの延長約1・4Km区間が完成し、大山バイパスの全線が開通した。
午後2時の開通に先駆けて、神奈川県がバイパス開通を記念する植樹式を実施。この日は、神奈川県の小板橋聡士副知事や高山松太郎伊勢原市長、渡辺紀之県議をはじめ、地元自治会の役員らが式典に参加し、おかめ桜の苗木を県道の脇に植樹した。
大山バイパスの近くには、新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジ(IC)が2020年3月に開設された。来月16日には、同ICから新秦野ICまでの区間が開通する見通し。
小板橋副知事は「大山バイパスの開通で、観光シーズンの渋滞が大幅に解消され、大山を訪れる方々にとって利便性が高いものになる。周辺ではまちづくりが進められているので、今後とも市と一緒になって、地域の発展につながるようにさらに努めていきたい」などと話した。
高山市長は「多くのお客様が大山をめざして来てくださるので、1年でも早く環境整備をしないといけないとずっと思っていた。ぜひこの大山バイパスや新東名のICを有効活用して、伊勢原の魅力発信につなげていきたい」と語った。
![]() 植樹式の様子
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