認定NPO法人地域福祉を考える会の理事長にこのほど就任した 萩原 鉄也さん 小稲葉在住 55歳
まちをもっと良くしたい
○…こども食堂や学習サポートなどの子育て支援や、一人暮らしの高齢者と電話でつながる「友愛電話」、障がい者や高齢者のための「成年後見」などの事業を行う地域福祉を考える会。1992年に医師やボランティアらによって発足、「誰もが優しく支えあう街」を目標に活動する。こども食堂や学習支援を例に挙げ、「拠点の拡大など、まだやれることはある。行政とも協力して、活動の幅を広げていきたい」と意気込む。
○…生まれも育ちも伊勢原。大田小学校、伊勢原中、秦野高校を経て神奈川歯科大学に進学した。看護師として働く母親の姿を見て、医療にかかわる仕事を目指すように。卒業後、歯科医院を開業したが、アンチエイジングを学ぶため、29歳の時に大学院へ進んだ。
○…大学院修了後、小稲葉で歯科医院を開業。同じ頃「地元に恩返しがしたい」と伊勢原JCに入り、まちづくりやボランティアとかかわるようになった。JC活動を経て、「もっとまちを良くしたい」と市議会議員に。歯科医として老人福祉や生活保護など、社会保障にかかわりながら、議員活動を機に子ども食堂や学習支援にも協力するようになった。「歯科医になってからずっと健康寿命の延伸をライフワークにしている。市議の経験からまちづくりには、誰もが安心して自分らしく暮らせるためのサービスなど、ソフト面の充実が必要なことを学んだ。そのためにも当会の活動が重要になる」と自信を覗かせる。
○…趣味は、2年ほど前から始めたボクシング。ジムに週3日通い、体重が10kg減った。また毎朝3匹の犬と遊ぶのが日課になっている。一人息子は現在、歯科研修医として独り立ちしたばかり。「跡を継ぐのかな」と照れた様子で話した。
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