市内鈴川の株式会社ムサシノ精機(佐藤義一代表取締役社長)が、クラウドファンディングを利用した「子どもたちへマスクを届けるプロジェクト」に挑戦している。「伊勢原市内の公立高校の生徒1656人全員に地元産マスクを配る」ことを目標に掲げた。
同社は1962年に川崎市で金型製造業として創業、74年に本拠地を伊勢原へ移し約50年、自動車部品などの金属部品製造を続けており、神奈川県金属プレス工業協同組合に加盟している。新型コロナウイルス感染症がまん延する中、同社の持つ技術とノウハウを活かして何か社会に貢献できないかと、マスク製造に乗り出したのは2020年。食堂だったスペースを改修し、マスク製造の環境が整えられた。何度もマスクの改良を行い昨年6月から販売がスタートした。
感染の再拡大が何度も繰り返され、不安を口にする子どもたちの声を耳にした同社では「戸惑いと不安の中で学び続ける子どもたちへマスクを届けたい。子どもたちの安心した笑顔に繋げたい」と社内全員が賛同し、今回のプロジェクトが立ち上げられた。
佐藤社長は「新型コロナウイルスの感染のみならず、さまざまなリスクから子どもたちを守らなければならないという強い気持ちと、地元の方々に支えられて育ててもらったという感謝の気持ちを持ち続け、今後の活動を行っていきたい」と語っている。
目標は120万円期限は9月26日(月)
今回のプロジェクトでは、商品名はもちろん、パッケージ、デザインや耳掛けの部分も強化するなど、より機能性に優れたマスクにリニューアルする予定だという。詳細については同社ホームページで随時更新されていく。
クラウドファンディングの目標額は120万円で、一口1000円から。期間は9月26日(月)まで。子どもたちへの贈呈写真や手紙、マスク(5口以上の出資の場合)が返礼品となる。
佐藤社長は「県立伊勢原高校と伊志田高校の生徒たちへの配布を第1弾とし、第2弾、3弾と続けていければ。多くの皆様のご協力、ご支援が頂ければ、この活動は成功に近づく。最後まで頑張りたい」と述べた。問い合わせは同社【電話】0463・94・9166へ。
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