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伊勢原 スポーツ

公開日:2023.04.21

伊勢原ボウル斉藤琢哉さん
「クワタカップ」で優勝
プロボウラー部門男子で

  • 優勝した斉藤プロ(本人提供)

 伊勢原ボウリングセンター(市内板戸)所属のプロボウラー・斉藤琢哉さん(36)が、このほど行われたボウリング大会「KUWATA CUP」に出場。プロボウラー部門男子の種目で優勝した。

 ミュージシャンの桑田佳祐さんが旗振り役となり実行委員会が「誰でもどこでも参加できるみんなのボウリング大会」を目指して2018年に立ち上がった同大会。

 ジュニア、一般男子・女子、シニア、ダブルスなどの部門ごとに分かれ、昨年9月から全国各地で予選が繰り広げられた。

 斉藤プロが出場したプロ部門は今年1月24日に1次予選が行われ、160人が参加。翌日に行われた2次予選、準々決勝、準決勝を勝ち上がり決勝へ駒を進めた。

 決勝戦は2月26日、東京体育館の特設レーンで7000人の観衆が見守る中、3人による1ゲームのみの勝負で行われた。「準決勝はギリギリ3位に入れたので、決勝は負けを恐れず、体調管理だけに気を付けて、練習を重ね、準備を進めた」と斉藤プロ。

 決勝までの1カ月間、新型コロナへの感染などを避けるため、不要不急な外出を避け、家族にも協力を仰いだ。「人生で一番気を使った1カ月だった。寝るときもイメージトレーニングしていた」との言葉通り調子を上げ、周りからも「優勝する」と太鼓判を押されるほどになっていた。

 好調を維持して迎えた決勝戦。相手を気にせず自分の投球だけを考えてゲームを進めたことで、ほかの2人をリードするも8フレームで、まさかの失投。「相手のスコアが目に入ってしまい、優勝を意識してしまった」と振り返る。その時、会場にいた子どもたちから「パパ頑張って」の声が届き、9、10フレームで持ち直し、終わってみれば246のスコアで2位に大きく差をつけて優勝した。

 昨年前半までは調子を落とし、プロをやめることも意識した斉藤プロ。「嬉しいと同時に、大会に向けたコンディションの整え方やメンタルの大切さを改めて学んだ。今後の試合に活かしていきたい。妻が練習に集中できる環境を整えてくれたことも大きい、感謝したい」と喜びを語った。

 伊勢原ボウルではコーチのほか、スタッフとしてさまざまな業務に従事する斉藤プロ。両親がプロボウラーで兄弟3人、幼い頃からボウリングに関わってきた。23歳でプロへ。現在は兄弟3人ともプロボウラーとして第一線で活躍している。

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