劇団コウノトリの代表を務める 佐藤 安二郎さん 東大竹在住 36歳
舞台を降りれば人見知り
○…2021年の旗揚げ公演以来、2度目の舞台をあさって4日に市民文化会館小ホールで控える。今回の作品は「星生む空にウサギの星を」。「前回よりもメンバーのレベルが上がっている。その成長を温かい目で観てもらえれば。アマチュアなので」とほほ笑む。
○…秦野市生まれ。短大を卒業後、福祉施設で働きながらも、高校生の頃に憧れていた芸能界への夢を諦めきれずに、24歳で劇団に所属した。「自分の演技でお客さんが笑ってくれたりする反応が楽しくて、はまってしまった」。次第に「自分のやりたい演劇を作りたい」と考えるように。地元に劇団がなかったこともあり、自ら劇団を作り、演劇を広めようと2018年に立ち上げた。
○…ホームページで団員を募集すると、4カ月ほどのうちに5人が集まった。しかしすぐに世の中がコロナ禍になり、練習もままならない状況になる。リモートで練習するなど、さまざまな困難を乗り越え、一昨年に文化会館で旗揚げ公演を行った。「団員がついてきてくれたから成功した。本当に嬉しくて感無量だった」と振り返る。劇団を率いることで、皆の意見に耳を傾け、まとめる力が付き、視野も広がり、自己成長につながっている。「団員が楽しんでいるのが自分の楽しみになった。自分は目立ちたがり屋なのだろうけれど、本当は人見知り。舞台では役になりきっているから恥ずかしさがないんです」
○…1歳半の女の子の父親で、休日は愛娘と妻との時間が大切。「妻の支えがあってこそ劇団の活動ができている。感謝しかない」と話す。夢は多くの人に劇団を知ってもらうこと。「続けていくことが使命だと思っている。そのためにレベルアップは必至」と楽しそうに語った。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>