「大山登山の際は事前に必ず登山届を提出してください。事故や体調不良など、万が一の時に警察や山岳救助隊が、誰がいつ入山したのか、おおよその位置を把握できるからです」。
大山では今年1月から11月末までに山岳事故が39件発生。そのうち登山届を出していた人は一人もいなかったという。
「大山登山は楽なイメージの人が多いが、ハイキング気分は危険です。救助した例の多くは、疲労が原因で転倒したり、装備不足が原因で下山できなくなってしまうなどです。特に冬山登山は凍結による転倒の危険があるので軽アイゼンは必ず装備してほしい」と呼びかける。
さらに「事前に登山計画を立て、時間や装備、自身の体力などを考え、余裕を持って登山を楽しんでください」と話す。
アプリの活用を
「ヤマップ」や「コンパス」といった登山者に便利なアプリがある。登山届の提出はもちろん、GPSで山での現在地や、歩いたルートが一目でわかるため、遭難した時や救助を呼ぶ際に位置を伝えることができる。救助隊も位置を把握できるので、登山者は活用したい。「このほど県警では救助用ドローンを配置するなど、救助方法も変わってきている。現在地が分かるこうした便利なアプリはぜひ活用してほしいです」と話す。
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