山桜剣道クラブに所属する黒沢つきかさん(山王中3年)が、昨年末に行われた県スポーツ少年団剣道交流大会中学生女子の部で優勝。3月29日(金)から群馬県で行われる全国大会に出場する。
20人が参加した県大会中学女子の部。試合は2分間の2本先取で、決着がつかない場合は延長でどちらか1本とることで勝敗が決まる。
昨年同大会で優勝している黒沢選手。シードのため2回戦から登場し、初戦、2戦目と順調に勝ち進み準決勝へ。「準決勝がヤマだった」と話す通り、相手はこれまで3度対戦するも一度も勝ったことがなく、苦手にしている相手との対戦となった。「2分間では相手が小手を打ってこなかったので、延長では打ってくると思った」と黒沢選手。延長に入り、読み通り相手が小手を打ってきたところで、自身が得意とする小手面で1本を取り勝利した。
決勝は初対戦の相手。初めの2分では勝ちにいかず、延長に持ち込み相手が疲れたところで1本を取りに行く作戦で臨んだことが奏功し、面で勝利。2連覇を果たし、全国大会出場を決めた。「勝てて安心した。おばあちゃんも喜んでくれて良かった。昨年全国でベスト16だったのでそれより上をめざす。できれば優勝したい」と意気込みを語った。
昨年県大会制し勝つ喜びを実感
兄の影響で小学校1年生から剣道を始めた黒沢選手。兄の姿を見ているうちに自分もやってみたくなったという。中学に上がるまではあまり剣道が好きになれなかったが、昨年同大会で優勝し全国大会に出場したことで勝つ喜びを実感するようになった。
「練習すれば勝てることがわかった。全国へ行っていろいろな選手を見ることができ、剣道が楽しくなった」と黒沢選手。クラブで指導にあたる北條保徳さんは「小さい頃から自分の意思を表に出さない性格だったが、昨年の全国大会を機に変わっていった。普段の実力が出せれば全国でも十分通用する。昨年の成績は超えると思う」と話す。母親の七重さんは「感情をあまり外に出さないように見えるが、実は負けず嫌い。試合に負けると悔しくて泣いているような子だった。県大会は娘にプレッシャーを与えないように会場に応援に行かなかったが、全国は応援に行く。皆の期待に応えられるよう頑張ってほしい」とエールを送る。
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