坪ノ内の大乗山養国院(宇都宮昌徳住職)で7月15日、地域住民らから「痢病神さん」と親しまれている痢病尊神に健康などを祈願する、痢病尊神祭が行われた=写真。
病を治す深い信仰根付く
痢病尊は250年前、当時の名主である宇佐美氏の老母が重病にかかったことから、一家が観音教を唱え続けた。すると、真夜中に天女が現れ、一家の思いをたたえ、「病苦を救う」と告げ養国院の方へ消えた。
やがて老母が全快したことから、宇佐美氏は杜を建て、痢病尊を祀ったとされる。
同院の宇都宮住職によれば、こうしたことから同地域では、痢病尊が人々の病を治すと信じられ、深く信仰が根付いているという。
この日は、朝からあいにくの雨模様だったため、本堂で祈祷などが行われ、檀信徒や地域住民ら30人ほどが参列。宇都宮住職は「檀信徒をはじめ、すべての人の無病息災や諸願成就などを祈願させていただいた」と話した。
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