神奈川県宅地建物取引業協会湘南中支部長に就任した 北村 久史さん 秦野市在住 61歳
地域に根ざした協会に
○…伊勢原・平塚・大磯・二宮・秦野3市2町、412の不動産業者のまとめ役として、神奈川県宅地建物取引業協会湘南中支部の支部長に就任。同支部の管轄地域は、鉄道や高速道路が多く通る交通の要所ともいえる。「エリアも広く、責任は重い」と覚悟をにじませる。「不動産というと少しとっつきにくいイメージをもたれる事がある。協会で地域の人と関わりながら払拭したい」と、伊勢原観光道灌まつりや秦野たばこ祭への参加、湘南ひらつか七夕まつりでの飾りの掲出など、地域との交流を重視する。
○…秦野市出身。父が不動産業「だるま商事(有)」を営んでいたことから不動産業は身近な存在だった。大学卒業後に就職した大和ハウス工業では、「大きな金額が動く住宅の仕事にやりがいと責任を感じた」と経験を重ねた。27歳で父が代表を務める同社に入社、39歳で3代目の代表に就任した。「祖父が営んでいた会社の前身である飲食店の頃から、地域に育ててもらった。頼れるまちの不動産屋さんとして恩返しをしたい」と志す。
○…「支部長になるような人間じゃないんです。不器用で、できることをコツコツやってきた」と謙遜しながらも、同社の業務のほかに青年会議所やPTAなど、地域活動に積極的に取り組んできた。忙しない日々を送る中で「老後はのんびりしたい。広島カープの応援をしながらゆっくり食べたり飲んだりする事が夢」と語る。
○…「家は大きな決断が伴うもの。買う人借りる人に信頼してもらうため、地域交流を大切にしたい」と話す。会員数は昨年より増え、若手も加入するなどメンバーも多様に。「会員、地域住民みんなが楽しめる組織、地域づくりに努めたい」と意欲をみせた。
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