NPO法人フォスターステーションの理事長を務める 菅原 順子さん 大住台在住 66歳
困っている人の支えに
○…3歳から高校生まで家庭や幼稚園・保育園・学校などで集団生活や学習がスムーズにいかない子どもやその保護者の支えになっている「フォスターステーション」。会員向けに行っていたボードゲームやカードゲームで遊ぶ催しを、8月25日(日)に比々多公民館で開催する。「子どもからシニアまで、どなたでも参加できます。世代を超えた交流ができれば」と期待を込める。
○…横浜市出身。大学卒業後2年間民間企業に勤務したのち、目指していた教員の道へ。県立高校で3年間英語を教え、結婚を機に長崎県へ移住してからは女子高で3年間教壇に立つ。
○…さまざまな子どもたちと触れ合った経験から発達障害への関心が高まる。40歳の時に2年間アメリカの大学院で発達障害の研究を学び、帰国後「困っている人の力になれば」と2004年に教室を立ち上げる。保護者からの相談には、第三者の目線で子どもの良い所を伝える。「親は困ったところが目につくが、子どもの良いところが分かると余裕が生まれる。『あの頃は大変だったが、今は幸せに暮らしている』と聞くのが嬉しい。支えるよりも、私が学ばせてもらうことが多い」とほほ笑む。2010年に法人格を取得。20年間でのべ100人超を見守っている。
○…市の巡回相談員のほか、昨年までは教育委員も務め、大山の日本遺産認定にも関わる。その活動がきっかけで大山に興味をもち、コロナ禍にネットで見つけた海外の幕末明治の文献に、大山の記述を発見。自ら日本語に訳した書籍を来春自費出版する。「当時から外国人が大山に来ていた。地元の人とのやり取りも残っている」と目を輝かせる。次回作は宮ケ瀬ですでに構想もまとまっている。
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