市内下糟屋の水田でアヒル農法にチャレンジしている加藤花園の加藤重治さん一家。ヒナの放鳥から1カ月が経過、アヒルも稲もスクスクと成長している。放鳥された12羽の精鋭たちが害虫や雑草を食べ続けることで糞が肥料となり、水田を泳ぎ回ることで酸素が行き渡り、稲がしっかり成長するなどのメリットがある。連日の酷暑の中、鳴き声をあげながら一生懸命に米作りを行っている。水田には有害鳥獣対策のネットや電気柵、カラスなどの被害を防止するために糸が張り巡らされており、動物の嫌がる臭いを出す乾燥して砕いたヒトデを周囲に設置した。
しかし、ここ数日の間に1羽が衰弱死、1羽が脱走し、戦線を離脱するなど、現在10羽のアヒルたちが米作りに励む。脱走はよくあるようだが、「脱走したアヒルを追いかけるのはかなりしんどい」と加藤さんは苦笑い。順調に進めば10月ごろに収穫作業が行われる。
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